自宅にWi-Fiを設置しました。なんと、これまでWi-Fiが無かったのです。
話は変わりますが、皆さん日比谷図書館に行ったことはありますか?僕は先週初めて行ったのですが、あそこは最高ですよ。このニュースレターを購読してくれてる人なら間違いなく気に入ると思います。良さは行けばわかるというやつです。
今週もやっていきましょう!
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企業向けのニュースレターの作成・配信のご要望が少しずつ増えてきました。実は個別で対応させていただいておりますので、上記よりお気軽にご連絡ください。企業向けでのみ取り上げているトピックが多数あります。
※各トピックごとに重要度を★で表しています。
初級
1. CoinbaseがIPO申請 ★★★★☆
ついにこの時が来ました。世界最大手取引所Coinbaseが、IPOのための書類をSECに届け出ました。評価額は8,000億円に及ぶと報じられています。
承認されれば米国では暗号資産・ブロックチェーン企業としては初、個人的には世界でも初のIPOとなります。※小型のものは過去にいくつかありました
CoinbaseのIPOは、業界にとって非常に大きな第一歩となります。これまで、暗号資産・ブロックチェーン業界の企業は、その事業の特定上IPOへの道のりが遠く、スタートアップの目標としても現実的ではありませんでした。
暗号資産業界発の企業として、ウォール街からの信頼を得るという意味でも今回の上場申請は大きく注目されています。
https://blog.coinbase.com/coinbase-announces-confidential-submission-of-draft-registration-statement-b140a9dfc9f5
2. マイクロソフトがXboxの契約管理にブロックチェーン活用 ★☆☆☆☆
マイクロソフトが、Xboxに関する権利管理にブロックチェーンを導入することを発表しました。
ゲーム×ブロックチェーンというとNFTをイメージしますが、今回はコンテンツの管理ではなく権利や契約の管理をスムーズに行うための取り組みみたいです。
マイクロソフトは、EYと提携しAzureとブロックチェーンを組み合わせることで、財務システムまで提供するとしています。リリース文を読んでもいまいちピンとこず、バズワードの掛け合わせ感が否めませんでした…
https://www.ey.com/en_us/news/2020/12/ey-and-microsoft-expand-xbox-enterprise-blockchain-platform-for-rights-and-royalties-management
3. Deadmau5がNFTグッズを販売 ★☆☆☆☆
Deadmau5がオリジナルグッズをNFT化することで販売しました。最近、著名アーティストによるNFT市場への参入が相次いでいます。デジタルグッズをNFTに紐づけることで、それが唯一無二のものとして流通させることができます。
こういったニュースを取り上げていては切りがありませんが、Deadmau5は好きなので。どうぞ。
https://decrypt.co/51290/chinas-digital-yuan-tries-to-gain-a-foothold
中級
1. ドイツでセキュリティトークンが認可 ★★☆☆☆
ドイツでデジタル証券が効力を持つ法案が可決されました。セキュリティトークン市場の誕生です。
ドイツでは、証券の取り扱いに関して紙の証明書が必要でした。今回、ブロックチェーンで管理されるデジタル証券が正式に認められるようになっています。
セキュリティトークンは、日本でも2020年5月から正式に法規制が整備されており、今後も世界的に盛り上がる市場の一つになることが予想されます。
https://www.bundesfinanzministerium.de/Content/DE/Pressemitteilungen/Finanzpolitik/2020/12/2020-12-16-gesetz-zur-einfuehrung-von-elektronischen-wertpapieren.html
2. 米国でnon-custodialウォレットに規制 ★★★☆☆
米財務省管轄下のFinCENが、non-custodialウォレットの規制強化案を正式に発表しました。これは、以前紹介した噂話が本当だったというものです。
仮にこの法案が施行された場合、取引所からnon-custodialウォレットへの3000ドルを超える引き出しの際に、KYCが求められるようになるとのこと。
FATFによるトラベルルールへの対応が背景にあるのでしょう。トラベルルールでは、1万ドルを超える取引の監視強化が勧告されていますが、今回の法案では3000ドルを超えるものも対象になっています。
AML/CFTが目的なので良い取り組みではあると思いますが、これに伴い暗号資産取引所とDeFiなどのブロックチェーン事業はさらに分断される流れになるかなと。一度でも取引所を通してしまうと、匿名取引ができなくなるのとnon-custodialなのにKYCが必要って意味わかんないですからね…
上級
1. Compoundが独自チェーン構想を発表 ★☆☆☆☆
Compoundが独自チェーンの構想を明らかにしました。Polkadotなどのインターオペラビリティ系プロジェクトに接続し、イーサリアム以外のエコシステムに拡大していくとのこと。
背景としては、イーサリアムでだけ展開していると良くも悪くも他のプロジェクトの影響を受けやすくなってしまうこと、ガス代、ERC系のトークンしか対応できないこと、などをあげています。
Compound Chainでは、CASHというネイティブトークンが発行され手数料などに使用されます。リリース時は、1CASH=1ドルになるよう設計されたステーブルコインとして流通する予定です。
コンセンサスアルゴリズムはPoA、ガバナンストークンにはCOMPが使われるとのこと。
https://compound.cash/
2. Graphがメインネットにローンチ ★☆☆☆☆
分散型インデックスプロトコルのGraphが、メインネットにローンチしました。チェーンとDAppsのミドルウェアに相当するGraphは、接続するあらゆるチェーン上のデータを一元的かつ分散的に管理します。
ミドルウェアのインターオペラビリティプロジェクトと表現するとわかりやすいかもしれません。要は、これまで異なるチェーン、異なるDAppsに対応する必要があったウォレットなどの事業者が、Graphに接続すれば個別対応が不要になるということです。
https://www.coindesk.com/web-3-0-infrastructure-blockchain-the-graph-live-ethereum
番外編(おもしろかったブログなど)
1. EF-Supported Teams: Research & Development Update
Ethereum Foundationが2020年にサポートしたプロジェクト一覧(パート1 & 2)
https://blog.ethereum.org/2020/04/14/ef-supported-teams-research-and-development-update-2020-pt-1/
https://blog.ethereum.org/2020/12/09/ef-supported-teams-research-and-development-update-2020-pt-2/
2. From CeFi to DeFi in one picture
CEX取引所への入金に使われた手数料は3年で25%から1%未満に。さらに、1%のうちのほとんどが出金の際に発生した手数料であると。
https://twitter.com/tomohiro_tagami/status/1340612397225033729
3. Eth2.0 Staking - Failover & Dangers of Redundancy
バリデータクライアントの冗長化によるスラッシュの危険性について
https://www.adiasg.me/2020/12/11/eth2-staking-failover-redundancy.html
~ Announcement Corner ~
Uncaught ReferenceError🤣
Special Thanks Japanese Crypto Community!!
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